介護士のメンタルケアの基本は睡眠と運動

仕事をしている以上、ある程度のストレスは避けられませんが、ストレスが蓄積している状況は好ましくありません。慢性化したストレスは解消に時間がかかるので、溜めないことがポイントになるのです。

そこで気軽にできるメンタルケアとして、早寝早起きをする、睡眠時間を増やすという対策をしてみましょう。メンタルケアで要となるのは脳を休息させることで、そのためには睡眠が欠かせません。巷には脳を元気にするサプリや食品などが紹介されていますが、これらは睡眠の代用にはならないので注意が必要です。

ストレスとはいわば脳の疲労であり、肉体疲労よりも解消が難しい特徴があります。そしてストレスが増幅してくると、やる気や集中力などが低下して仕事にも影響を及ぼします。日中にぼーっとすることが増えたり、些細なミスが増えたりした場合はストレス過多の状態を疑いましょう。脳を元気にするためには、1日8時間以上の睡眠を確保するのが得策です。

介護士のメンタルケアでは心地よい程度の運動も役立ちます。介護の仕事をしているから運動は不要と考えるかもしれませんが、仕事と運動はまた別物です。介護の仕事は足腰に負担のかかる業務が多く、関節を傷める要因になっています。適度な運動をすれば筋肉を強くし、関節を守ることができるのです。

さらに運動にはリフレッシュ作用があるので、効率よくストレスを解消できます。運動によって心地よい疲労を感じている瞬間は、ネガティブな出来事がフラッシュバックしにくい状態になっています。これらのこと以外にも、介護士が取り入れたいメンタルケアはいろんなものがあるので自分に合う方法を探してみましょう。